TRAVEL
OAG
2007年7月10日

OAG航空統計調査 結果発表
2007年7月、航空業界最多の座席数を記録

 ◆統計史上初めて3億の座席数を記録
 ◆世界の就航エアライン数が5%増加
 ◆大西洋横断路線、オープン・スカイの重要な成長への影響を示す
 ◆旅客機の注文が30%増加

【概要】
OAGが行っている最新の統計調査によると、2007年7月の全世界のフライトにおける座席数は、3億970万席と過去最高に達しました。座席数は昨年同月と比較しても1,990万席(昨年比7%)増加しています。
つまりアメリカの全人口(注1)とほぼ同数の座席数が現在、全世界のフライトで提供されています。

2007年7月のフライト数は、前年度より12万9,373席(5%)増加しました。定期便は合計260万台が予定されており、2007年5月に記録された251万よりさらに記録を更新しています。なお2006年7月の定期便数は247万便でした。

世界的な旅客定期便の結果の中でも、ローコストセクターは年率23%の成長と、7万6,000台のフライト数の増加を記録し、座席数も1,290万席(27%)増加していました(2006年7月比較)。なお調査該当月のローコストセクターは、全運航便の16%(昨年同月13%)、全座席数の20%(昨年同月16%)を占めています。

この調査結果は全世界の航空会社の運航状況を調査している『OAG航空調査』により算出されています。OAGは1,000以上の航空会社から毎日、フライト運航状況データを集積・管理しており、旅行需要の概要を把握できる、業界でも非常に重要なデータとなっています。

OAGの姉妹会社BACK Aviation Solutionsからの保有航空機データによると、全世界には現在、昨年の3万6,803台からほぼ4%増加した3万8,234台が保有されています。北米は1万3,800台と全体のほぼ3分の1を占め、続いてヨーロッパの1万390台、そして調査該当年でもっとも著しい成長率をみせたアジア太平洋地域(6.6%)とアフリカ(6.2%)が続いています。

OAGマネージング・ダイレクター(航空サービス担当)のジョン・ウェーバーのコメントは次のとおりです。 「航空業界において継続した消費者需要があることは、我々の調査から明らかになっています。この需要の波に全世界の航空会社各社が応えることにより、キャパシティの拡大や、新しくより効率的な航空機体の重要な投資につながっています。」

航空機体の発注については、世界的に昨年同月と比較して30%増の約6,100台以上が発注されています。これらのうちアジア太平洋地域は、2,035機をしめました。昨年の航空機発注データと比較すると、ヨーロッパは43%(昨年比488機増)と増加率では最大を示し、その次に続くアジア太平洋地域は34%(昨年比516機増)の航空機発注となっています。2006年7月の北米での航空機発注は昨年比より19%増加(287台増)、アフリカは28機、中央/南アメリカ75機と少ないもの29%の増加を示しています。

【路線別結果】
主要路線の多くは1%〜3%の間で成長しています。しかし、オープン・スカイという最大の影響前であっても、大西洋を横断路線の運航数とキャパシティは2007年7月時点においてそれぞれ10%(運航数:2,700便、座席数:70万席)増加しています。

西ヨーロッパとアフリカの間では平均11%の成長率がみられ、2,100便、32万2,000席がこれに相当した数字となっています。ラテンアメリカ圏内では、2006年7月と比較し3%の成長率をみせ、昨年より4,600便が増加しました。座席数においては5%成長し、88万席となっています。

ヨーロッパとアジア市場は米国と同じキャパシティレベルに肉薄してきています。2007年7月ではヨーロッパが74万便に対し、アジア太平洋地域は79万便。これに対してアメリカは87万便となっています。

過去7年間の成長傾向について地域ごとに示しているチャートは、こちらをご覧下さい。
chart data

【その他主要な統計調査結果比較(2007年/2006年比較)】
●旅客便データ

・中国国内線増加率:2万5,000便(19%増)、360万席 (19%増)
・インド国内線増加率:8,900便(26%増)、180万席 (45%増)
・タイ発着線増加率:1,500便(10%増)、32万1,000席 (8%増)
・韓国発着線増加率:4,000便(26%増)、64万5,000席 (17%増)
・英国発着線増加率:1万2,000便(10%増)、250万席 (13%増)
・フランス発着線増加率:4,700便(6%増) 、 80万席 (8%増)
・ドイツ発着線増加率:6,000便(5%増)、100万席(7%増)
・イタリア発着線増加率:7,700便(13%増) 、 130万席 (16%増)
・スペイン発着線増加率:1万3,000便(20%増)、250万席(24%増)
・ギリシャ発着線増加率:2,700便(20%増) 、50万席 (22%増)
・ロシア国内線増加率:2,900便 (10%増)、21万7,000席 (7%増)
・モロッコ発着線増加率:1,300便 (20%増)、24万1,000席 (24%増)
・メキシコ国内線増加率:3,500便 (11%増)、2万6,000席 (1%増)
・カナダ国内線増加率:8,300便 (13%増) 、21万7,000席 (5%増)

●路線/ハブ空港
大西洋横断路線が成長を牽引
・ニューヨークJFK空港発着 - 西ヨーロッパ間増加率:
457便 (10%増)、12万7,000席 (11%増)
・ロンドン・ガトウィック空港発着 - アメリカ&カナダ間増加率:
292便 (16%増)、57万4,000席 (11%増)
・ローマ・フィウミチノ発着 - アメリカ&カナダ間増加率:
231便 (24%増)、64万7,000席 (29%増)
・マドリッド発着 - アメリカ&カナダ間増加率:
194便 (31%増)、4万4,000席 (27%増)
・ロンドン・ヒースロー発着 - アメリカ&カナダ間増加率:
154便 (3%増)、51万6,000席 (3%増)
・シカゴ・オヘア発着 - 西ヨーロッパ間増加率:
143便 (6%増)、5万3,000席 (9%増)
・135便が2007年7月にアトランタと西ヨーロッパ間を就航。しかしこの区間のフライト数は7%低下

以上

注釈:
注1:CIA - World Fact Bookより出典(2007年7月のアメリカ人口概算:301,139,947人)
注2:特定の国と重要なルートとハブに関するデータは、OAGまでお問い合わせください。



●この件に関するお問い合わせは、OAGホームページ (http://www.oag-jp.com/)、もしくはこちらまで
この件に関する日本でのお問い合わせはこちら
オーエージー・ワールドワイドリミテッド日本支社
電話: 03(6402)7308
〒105-0001 東京都港区虎ノ門5-13-1虎ノ門40MTビル 9階
担当:神谷