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(英国・ロンドン)
2008年5月の全世界のフライト数は、前年同月と比較すると2%増加しました。OAG(オフィシャル・エアライン・ガイド)の最新調査結果によると、フライト数は4万便の増加となり、前年同月増加数の半分となります。5月の座席数は3%増加し、前年同月の比較から101万座席(昨年比5%)が増加しました。
今月の全世界のフライト数は255万便を記録し、座席数は3億690万席が提供されています。ローコストセクターのフライト数と座席数は共に14%の増加を記録。2007年5月と比較すると、5万4,000便のフライト数、座席数も820万席増加しています。全体のフライト数の17%(昨年16%)をローセクターが占めており、座席数は全体の22%(昨年20%)を占めています。
アメリカの国内便数の合計は3%減少となりました。フライト数は2万2,900便、座席数は151万席が減少された一方、ローコストセクターのフライト数と座席数は4%(6,661便/75万2,392席)の増加を記録しました。
アメリカ発着の国際便の数は増加しており、全体の3%を占めます。ローコストセクターと合わせると、座席数も含め5%の成長となりました。
この調査結果は全世界の航空会社を対象とした、「OAG 航空統計(Aviation Statistics)」より算出されています。OAGは900以上の航空会社から日毎に収集されるスケジュールにより、旅行需要の動きを把握できるデータを提供しております。
ほとんどの大陸間路線は堅調な伸びを示しており、西ヨーロッパと中東を結ぶ路線の増加が最大で、便数では13%、および座席数では11%の増加です。マドリッド空港、ドーハ空港、およびアブダビ空港は、これらの路線で今月の最も高い増加率を示しています。
大西洋を横断する便の運行は、2007年5月と比較して、便数および座席数の両方において8%の急上昇。大西洋横断路線では、ロンドン・ヒースロー空港に離発着のフライト数が1,020便を超えており、2007年5月と比較して最も高い増加率(18%の増加)となっていますが、これはその他の大西洋横断便数の半分を占める、出発・到着を合わせて24万9,570席の増加となっています。
昨年と比較すると大きな変化のあった、ニューヨーク‐ロンドン路線では、2社の航空会社(マックスジェットおよびイーオス)が運行を廃止しており、現在4社が新しいノンストップ路線(コンチネンタル航空のニューアーク‐ヒースロー路線、ズーム航空のJFK‐ガトウィック路線、デルタ航空のJFK‐ヒースロー路線、アメリカン航空のJFK‐スタンステッド路線)を提供しています。
インドと中国は平均をはるかに超える前年比を示し続けています。今月では、インドに出入国する便の増加率は31%(4,126便増加)、国内運行便では13%(5,610便増加)でした。中国に出入国する国際便(香港およびマカオを含む)は10%(3,775便増加)、国内運行便は4%(6,286便増加)上昇しました。
2008年5月に国内運行で堅調な伸びを示しているその他の市場は、カナダ(12%の8.065便増加)、ロシア連邦(29%の6,666便増加)、そしてブラジル(10%の4,650便増加)などです。
OAGによる航空機保有データが明らかにしたところによると、世界で運行している航空機体数は、前年同月の38,656機体に対して今月は40,076機体、3.7%の増加となっています。現在使用されている航空機については、北アメリカが世界市場の36%(14,607機)を占めており、ヨーロッパが10,649機でこれを追っています。前年対比で最も高い成長率を示した地域は、ラテンアメリカ・カリブ地域(7.7%)およびアジア大西洋(6.6%)地域です。
世界的には、今月の航空機注文は8,200を超えており、前年の今期と比較すると35%を超える増加です。アジア太平洋では、新たに2,755機の航空機の注文が予定されており、最大のシェアとなっています。中東が前年比で145%(1年前の注文よりも458機多い)という最高の増加を示しており、172機増えて52%増加したラテンアメリカ・カリブ地域が次点となっています。
OAGの最高執行責任者であるスティーブ・キャスリーは以下のようにコメントしています。
「不透明な経済状況による財政難と上昇し続ける燃料価格によって、航空業界は打撃を受けています。このような理由により、最近数週間で我々は通常より多く航空会社が倒産したのを見てきましたし、その他にもかなりの企業が、長期的な生き残りをかけて再編成を目指し、パートナーを求め、競争相手との合併さえも試みるでしょう。」
「OAGの統計は先月と比べると減速していますが、空の旅への消費者需要が継続してさらに増加していること、また、多くの市場において、航空会社は座席数を増やしてこの需要に対応していることも示しています。空港もまた、この需要に対処するために運営を見直しています。今年に入ってこれまで、我々は少なくとも4つの国際ハブ空港が施設を拡大(1月のシンガポール・チャンギ空港第3ターミナル、3月の北京第3ターミナルと上海・浦東第2ターミナル、先月のヒースロー空港第5ターミナル)したのを見てきました。この事実と航空機の発注が35%増加していることを合わせて考えれば、現在の緊縛した財政状態にも関わらず、航空業界は全体として長期的な持続可能性を見据えて投資に力を入れているということが分かります。」
| 地域別による旅客航空便 | 2004年 5月 |
2005年 5月 |
2006年 5月 |
2007年 5月 |
2008年 5月 |
2007年 と2008年の比較 |
|
| 世界全体 | 2,243,013 | 2,367,951 | 2,399,815 | 2,513,642 | 2,553,657 | 40,015 | 2% |
| アフリカ国際便 | 20,232 | 22,491 | 24,446 | 27,759 | 30,067 | 2,308 | 8% |
| アフリカ国内便 | 46,693 | 51,844 | 49,647 | 51,695 | 59,282 | 7,587 | 15% |
| アジア太平洋国際便 | 37,666 | 40,189 | 45,151 | 48,079 | 54,647 | 6,568 | 14% |
| アジア太平洋国内便 | 410,887 | 445,483 | 479,550 | 517,685 | 534,964 | 17,279 | 3% |
| 中国国際便 (香港とマカオを含む) |
27,299 | 30,543 | 33,023 | 38,689 | 42,464 | 3,775 | 10% |
| 中国国内便 (香港とマカオを含む) |
94,891 | 110,453 | 124,471 | 147,348 | 153,634 | 6,286 | 4% |
| インド国際便 | 8,480 | 10,120 | 12,408 | 13,243 | 17,369 | 4,126 | 31% |
| インド国内便 | 21,731 | 23,318 | 34,761 | 43,392 | 49,002 | 5,610 | 13% |
| 中央および南アメリカ国際便 | 52,307 | 54,577 | 55,336 | 55,437 | 57,687 | 2,250 | 4% |
| 中央および南アメリカ国内便 | 171,949 | 172,144 | 179,438 | 185,711 | 188,868 | 3,157 | 2% |
| ヨーロッパ国際便 | 72,669 | 78,230 | 84,963 | 90,730 | 98,867 | 8,137 | 9% |
| ヨーロッパ国内便 | 522,448 | 557,321 | 582,536 | 611,746 | 627,521 | 15,775 | 3% |
| 中東国際便 | 24,343 | 27,029 | 31,247 | 33,720 | 40,310 | 6,590 | 20% |
| 北アメリカ国際便 | 78,365 | 82,622 | 84,719 | 86,573 | 91,038 | 4,465 | 5% |
| 北アメリカ国内便 | 922,810 | 961,537 | 914,431 | 940,306 | 925,936 | -14,370 | -2% |
座席数という点で見ると、アジアおよびヨーロッパ地域が、急速に北アメリカの水準に到達しようとしています。2008年4月の座席数は、北アメリカの8,300万座席数に対して、アジア太平洋地域で8,000万、ヨーロッパ地域で7,500万となっています。しかし、アジアとヨーロッパは、地域内で運行されている便数については、アメリカとはまだかなりの差があります。
OAGは、空港、路線、国、または地域別による業績の概要を提供するため、参照ツールOAG FACTS(Frequency & Capacity Trend Statistics: 便数および座席数についての傾向統計)を、2001年から現在まで毎月公表しています。さらに詳しい情報、製品のデモンストレーション、申し込みなどの詳細については、www.oag.com/go/factsをご覧になるか、customers@oag.comまでお問い合わせ下さい。
- 以上 -
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